◆生活クラブの環境活動…「オルタの森」を作ろう

住まいの「安全・健康・環境」を実現していくことを目的に、1998年に生活クラブが中心になり、意思ある住まいの専門家とともに設立した建築会社・オルタスクエア㈱では、いま提携林山地の自治体や森林組合と協同して植林活動を行っています。2009年3月21日に大分県の佐伯広域森林組合が用意してくれた伐採跡地で、「オルタの森」と名付けての植林イベントがあり、組合員として参加してきました。

オルタの森をつくり、CO2削減に参加しよう

この活動は
☆森林のCO2削減力で温暖化防止を行うこと、
☆国産の材木を見直し、家造りに活用することで日本の森林を育てる、
☆市民・組合員が植林活動に参加し、木が育つ環境・資源・文化の大切さを知る
などを目的にしています。
2009年は0.6haの斜面に杉の木を植え、成長すると3年間で約8tのCO2を削減します。大分県からCO2吸収証書を頂きました。

植林に参加したのは、オルタスクエアで家を造る人やその計画がある家族と建築家・工務店の人たちです。いま日本の多くの山では戦後に植林した木が大きく育ち、大分でも50年から60年たつ木が山にあふれています。木が健康に育つためには良い時期に伐採し、跡に新しい木を植える必要があります。

国産の建築材で建築のトレサビリティを

ところで、「暖かいところに育つ木は寒い場所に比べ、年輪が広く強度が弱いのではないか、建築材として劣るのでは」と思ってはいませんか? 今回の植林では事前に伐採の様子や加工場の見学も行い、改めて学ぶことができました。その際に木の強度(ヤング率という)は木が育つ環境と強度は対応せず、大分の杉材が強い強度であることがわかりました。また戦後国産材が輸入材に取って代わられた理由の一つ「建材の歪みや伸縮を防ぐ乾燥」について、様々な工夫がなされていること、オートメ化された工場、建築費の内、柱などの構造材がしめる費用が5%ということで、木材のトレーサビリティがわかる国産材を使い、作る人使う人の顔の見えるオルタスクエアの価値を納得する植林の旅となりました。
杉の苗を植える筆者

花粉症で苦しむ人が多いのに…杉を植えても平気?

今の時期花粉症で苦しむ人は多いはず、なのに杉を植えてもいいのでしょうか。伐採・植林をした山は杉の山です。当日参加した人の半分くらいは普段花粉症に苦しんでいます。ところが不思議に症状が出ませんでした。なぜか…大分の杉は種から成長させていないので花粉が少ない、花粉が少ない種類の杉という専門家の回答した二つの理由に加えて、排気ガスなどの化学物質の少ない環境のためではないかなど、話しました。ちなみに私は横浜に戻ると、すぐに花粉症に戻りました。

生活クラブ生協・神奈川 副理事長 荻原妙子

(詳しくは、4月6日(月)更新のオルタスクエア㈱のホームページをご覧ください)

この森林づくりのしくみ…
森林の所有者が森林を提供し、佐伯森林広域組合が森林の保全管理をおこない、オルタスクエアが費用を負担しボランティアを募り植林を行う、そして大分県は県民から500円ずつの拠出を受けて、森林づくり活動を支援します。

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