核は政治的・社会的な問題
     ヒロシマ・ツアー報告

8月5日から7日にかけて、広島を訪れたのは、子ども17人、大人12人の総勢29人。
原爆投下から64年が経ちましたが、依然として世界から戦火の絶えることはなく、核の恐怖もなくなる気配がありません。広島での3日間で何を感じたか、子どもツアー、代表派遣、それぞれの参加者から発言をいただきました。

 

●ヒロシマ子どもツアー

身近な家族、友だちに、私が聞いたことを伝えたい

私が今まで戦争のことで学校の授業やテレビや本で学んだものは、簡潔に書かれていて、実感があまりありませんでした。しかし、原爆ドームを見て、被爆者の方の証言を聞かせていただいて、戦争は恐ろしさ、怖さという言葉でもあらわせないほどのものだとわかりました。
戦争の被害を理解することはとても大切なことだと思います。 だから、広島に来て戦争のこと、原爆のことを知れて、とても良い経験になりました。被爆者の方がお話しされたことは、もっと多くの人に伝えるべきだと思います。私たちは身近な家族、友だちに、私が聞いたことを伝えたいです。
≪グラウンド・ゼロでのスピーチ:小林佳永(中学校3年生)、七戸沙季子(高校2年生)≫



ヒロシマ子どもツアーに参加したメンバーの中から代表で2人、
「平和への思い」をスピーチ(8.6グラウンド・ゼロのつどい 原爆ドーム前で)

 


8月6日 8時15分 ダイ・イン

 


ツアースタッフ久保田先生のお話を真剣に聞く子どもたち

 

★ヒロシマ子どもツアー
日 程:2009年8月5日(水)~8月7日(金)
参加者:小学生12人、中高生5人、スタッフ7人(神奈川4人、現地3人)
行 程:・メッセージfromヒロシマ2009に参加~海外のお友達との交流
 ・平和公園、平和資料館、本川小学校、広島城大本営跡などの見学
 ・8.6.グランウンド・ゼロのつどい~ダイ・イン、灯ろう流しへの参加
 ・被爆者の証言を聞くなど

 

●地域生協代表派遣

被爆者たちの声がやっと世界に伝わった

核の恐ろしさとは、2千度の熱線による火傷、今なお人々の身体を蝕んでいる放射線による染色体異常といったものだけではない。核は政治的・社会的な問題であるという点だ。被爆者は原爆がもたらした痛み・恐怖・家族を失った悲しみと、戦後の社会が生み出した苦しみを背負っている。差別による原爆孤老の問題、被爆者の原爆症認定の全面解決に向けての合意が投下から64年もの長い月日がたってしまった事実、核保有国が今現在9ヵ国にまで増えてしまったという事実がある。我々はこれらの問題にきちんと向き合っていたのだろうか。ツアーのガイドをしてくれた女性の言った「あの日を二度と繰り返さない」という被爆者たちの願いは一体どれだけの人に伝わっているのか。
今年4月のアメリカのオバマ大統領のプラハでの発言は「あの日を二度と繰り返さない」と願う被爆者たちの声がやっと世界に伝わったのだと思う。私はこのオバマ大統領の声が非核化に向けた一つの光になったと思う。ヒロシマ・ナガサキがリードする2020年までの核兵器廃絶運動へ向けての期待も高まっている。今こそヒロシマ・ナガサキに真剣に向き合うべき時なのだと思う。若い人も父も母もみんな。
≪地域生協代表派遣参加者:横浜みなみ生活クラブ生協 笹野大海≫

 

★広島地域生協代表派遣
日程:2009年8月5日(水)~8月7日(金)
参加人数:各地域生協より代表を選出 神奈川全体で12人参加
行程:各自の計画に基づき、現地のフィールドワーク、スタディクルージング、平和集会への参加など

 

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