◆JA湘南「湘南きらきら米」田植え交流会・生き物観察が
  行なわれました

 

6月5日(土)とてもよく晴れたお天気のなか、神奈川の組合員と家族が77人参加してJA湘南との田植え交流会が行われました。2006年から始まったJA湘南との交流会は5回目を迎え、今年も昨年秋に引き続き、田んぼの生き物観察も行いました。
朝9時半には、参加者は手に虫取り用の網や虫かごを抱え、足元は田んぼに入る準備をすっかり整え、大人も子どももはりきった様子です。今回、田植えを体験させていただく湘南きらきら米の生産者、久永さんの圃場に到着して皆でごあいさつし、お話をうかがいました。JA湘南の水稲作付面積は神奈川県下で1番大きいそうです。湘南きらきら米は、丹沢山塊の南東部に位置する大山(おおやま)・春岳(はるたけ)からやってくるきれいな水の恵みを受けておいしく育ちます。

 


丹沢が向こう見えるJA湘南の田んぼ


田植えの前にNPO法人・生物多様性農業支援センターのインストラクター遠藤さんの指導のもと、田んぼの生き物観察を行いました。遠藤さんからは最初に、田んぼには水も土も緑もあって、米だけではなく生き物も育てていること。生き物がいなくなると、人間も生きていけなくなること。いろんな生き物が生きている「生物多様性」という言葉の意味や、生物多様性について大きな会議が名古屋で開催されるというお話をうかがいました。

 


水面をのぞきこんで観察水面をのぞきこんで観察

 

生き物観察は、田んぼの「あぜ道」「水路」「草」それぞれについて調べて行きます。地面に顔を近づけてじっと眺めたり、水路に網をくぐらせてみたり、土をすくい取って洗い、中に何かいないか調べたり。探して見つけた生き物の名前を遠藤さんに見ていただき、この日はみんなで、タニシ、アメリカザリガニ、ドブシジミ、どじょう、ニホンアマガエル、ヒメゲンゴロウ、ヒメアメンボウ、ハサミムシ、ガムシ、ゴミムシダマシ、ヒル、イトミミズ、トンボ、ヒバリなど見つけました。去年秋の稲刈りの時は23種類の生き物が見つかったそうです。生き物は田植えの2~3週間から活発に増えてくるため、時期が少し早いそうですが、前の晩に雨が降り、風の影響もあって、さらに少なくなったのではないかということでした。田んぼの土はイトミミズがトロトロにする役目をもっていて、このトロトロの土の層がふんだんにある田んぼでは、雑草が定着しにくくなるのだそうです。





遠藤さんに生き物を見てもらっている様子



苗の持ち方を教えてもらいました

 

生き物観察に続いて、順番に田植えを体験しました。苗の束を片手に持ち、4~5本の苗を抜き取って、親指・人差し指・中指でつまんで土の中に指していきます。田んぼの両端にひもを渡して生産者の方が支えてくださり、そのひもに等間隔でつけられた印を頼りに植えて行くと、まっすぐに植えていける…はず…。踏み込んだ自分の足で土の中がボコボコと穴があいたようになってうまく指せなかったり、思うほどたくさん植えられなかったりしながらも、水は温かく、トロトロの土の感触がなんとも気持ちよかったです。小さい男の子が楽しそうに水路に座り込んで遊んでいたのですが、田植えのときはとうとう座り込んで土に触り、田植えが終わるころには肩までどっぷりお風呂のように田んぼに浸かっていました。

 


ひもを頼りに一直線に田植え

 

最後はみんなでシートの上でお昼を食べました。生産者の方からは昔の田植えの仕方や水が大切なことを教えていただき、参加した組合員からは田植えの後のおにぎりがおいしかったことや、これから登録するという感想も聞こえました。お米ができる現場をみること、生産者の方と話すことから、私たちが一緒に作っているお米だということを一層意識することができました。
コモンズで今年から新米の湘南きらきら米を登録することが出来ます。その1袋の利用は、県内の田んぼ約9㎡を保全する事につながります。今回参加した人が体験を周りに伝え、お米の事を伝える人がたくさんになって、登録する人が増えて欲しいと思います。秋の稲刈りが楽しみです。

湘南生活クラブ 井上 靖子

 

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